新名彩貴さん 2015.03.19

関西学院大学文学部(2007年度卒業)
デザイナー、イラストレーター

 「僕についてきたらいい、絶対合格させるから。」と言われたことを、受験から10年以上経った今でも鮮明に覚えています。
 横山先生がいなければ志望校合格は果たせなかったといっても過言ではありません。

 私が大学受験を志したのは、高3の春。
 それまではろくに勉強もせずに芸能活動に熱を上げ、高校の出席日数もギリギリな生活。しかし、業界で華やかな結果も出せず、自分の才能にも限界を感じ、「やはり進学しよう。」と浪人を決意しました。

 当時の成績は、びりから数え上げる方が早い程。
 もちろん、通っていた高校も進学校ではなく大半が専門学校や短大、よくて女子大というレベルなので受験対策勉強をしたことがありませんでした。
 奇しくも、父は予備校講師。しかし、父の勤務先の大手予備校では私みたいなアホはアホのコースにしか入れないので、志望校には絶対行けないと決別し短気で効率を上げるためのノウハウを探すことに。
 その中で出会ったのが、横山先生の著書『横山ロジカル・リーディング講義の実況中継』です。目から鱗、本当に感銘を受けました。

 幸い当時はSPSという予備校があり、しかも自宅から通える大阪でにも教室があったので、通うことにしました。

 その塾で驚いたのは、クラス分けテストがないこと。
 一般的な予備校では、現状の学力に応じてクラス分けが行われます。

 なので、例えば偏差値20の生徒はどうあがいても東大コースは受講できませんから、己の学力に応じたクラスに強制的に振り分けられます。これでは、成績が伸びるわけがない。
 オリンピックで金メダルを取りたいのに現状の力に応じたコーチを選ぶ選手がどこにいるのでしょうか。

 しかし、SPSでは、現状の学力に関わらず生徒が望めばどのコースでも受講できるし、講師も徹底的に指導する、というスタンスでした。

 まさにコーチ…つまり、優しいわけがありません。
 今までに出会った先生の中で一番厳しかった。

 当時の私は偏差値が30しかないくせに、関関同立狙い。
 それなら、早慶をコースで慣れておいた方がいいとのアドバイスから早慶コースを受講。

 横山先生の講義スタイルは、授業中に一定時間で英文を読んで回答させる、全訳をするというスタイル。
 つまり予習ができないので、学力がズバリ試されます。
 もちろん初回は長文も読めないし授業にもついてゆけない。
 そのため講義をテープに録音してひたすら一週間かけて復習するようにしていました。
 実際に、そのようにしている生徒が大半でした。
 その後、数ヶ月経ってもなかなか読めない、解けない、ついていくのに必死…。
 ただ、横山先生がおっしゃった言葉を信じて、復習、全訳、要約、単語力の強化に努める毎日でした。

 そんな中、受講から5ヶ月程経った夏期講習中のある日、今までまったく読めなかった英文がスラスラ読める、わかる、解ける、ようになったんです。一気に何かが噴火したような感じでした。
 自分でも驚くほどに。
 授業についていいける、楽しい。
 それでもまだ、英文の要約はできずに、毎日「こんなんじゃだめ!」と発破をかけられてばかりでしたが(笑)。

 その後も、試験日まで、ただただひたすら同じことを言われた通りに繰り返し、赤本は参考程度、直前に少し解いただけです。
 結果として、約1年で関関同立全校の合格通知を手にすることができました。

 高校の担任、友人、両親、他の講師の方々(笑)が驚いたことは言うまでもありません。

 あれから、10年以上も立ちますが英語力はもちろん論理的思考、背景理解の大切さ、物事の考え方等、身に付いたロジカル思考に本当に感謝しています。

 生で講義を受けられた経験は一生の宝物です。